ここでは、手縫いで最も基本的な平縫いの進め方2種類ご紹介します。
目打ちであけた穴の中で糸がしっかりと交差するので、万一糸がすり切れてしまっても
縫い目がすぐにほどけてしまわない丈夫な縫い方です。
「手縫い
<その1>
糸と針の準備 」と「手縫い
<その2>
縫い穴を開ける 」を参照にして
準備ができたら早速始めてみましょう♪
まずレーシングポニーに付属する工具Aを図のようにレーシングポニーの間にいれましょう。
工具Aを左右のどちらかに回転させて、レーシングポニーの革を挟む部分を開きます。
革を間にいれたら工具Aを回転させてレーシングポニーを閉じ、て革を固定しましょう。
平縫い・手法1
革の表面を右側にして革をレーシングポニーにはさみます。
縫い始めの穴に糸を通したら2本の針を揃えて糸を引いていき、左右の糸の長さを同じにしましょう。
常に表を右側に見ながら、手前に向かって縫い進めます。
まず、左側の針を、2番目の穴に裏から差込みましょう。
左側から刺した針を右側に7~8cm引き抜きましょう。
先ほど引き抜いた針とその針につながった糸の革の反対側(裏側)に残っている部分とを”2本まとめて”手前方向にぎゅっと引っ張り、穴の向こう側に隙間をつくり、右側の針を2番目の穴に差込みます。
このとき、左手は左側の糸を手前に引っ張り、左側から通した糸が手前によるようにして、必ず左側から通した糸の向こう側に右側の針を入れましょう。
きれいな手縫いのステッチを作るには、糸を入れる順番や位置を、毎回必ず同じになるようにするのがポイントとなります。
(通し方が逆になるときれいなステッチにならないので注意してください。)
糸を手前にしっかりと引いて隙間を作ってから針を入れれば大丈夫なのですが、引きが甘かったり、いとの撚りが戻ってきていると、右側から針を通すときに革の中で反対側の針の糸を刺してしまうことがあります。
おや?っと思ったときは、左側からとおした針の糸を少しだけ動かしてテストしてみてください。
この時、差し込んだ右側の針が糸につられて動くようなら、左側の糸に右側の針が貫通してしまっているので、一度右側の針を抜いてからやり直してください。
うまく糸と針が交差していたら、右側の針を左側に引き抜きましょう。
糸を左右に引き抜いていき、均等にぎゅっと締めながら縫い目を整えたら、1目出来上がりです。
同じ手順で2~6を繰り返して縫い進めていきましょう。
「平縫い(その5)」で、右側の針の入れ方を揃えないと縫い目も不揃いになるので注意しましょう。
縫い目は良い例の様になっているでしょうか?
もし、悪い例になっているようでしたら、途中で手順を間違えていなかいか穴は真っ直ぐに開いているか糸のテンションはいつも同じだったかをチェックしましょう。
平縫い・手法2
こちらの手法は初心者の方にオススメの針を入れる順番を間違えにくい手法です。
表を右側にして革をレーシングポニーにはさみます。
縫い始めの穴に糸を通したら2本の針を揃えて糸を引いていき、左右の糸の長さを同じにしましょう。
常に表を右側に見ながら、手前に向かって縫い進めます。
まず、左側の針を、2番目の穴に裏から差込みましょう。
右側の針を先ほど差し込んだ左側の針の下に重ねましょう。
このとき2本の針が十字になるようにします。
針を2本重ねたまま押さえて持ち、右側に5~6cm引き抜きましょう。
針を重ねて持ったまま、右側の針を2番目の穴に差込ます。
このとき、必ず左側から通した糸の向こう側に右側の針を入れましょう。
(通し方が逆になるときれいなステッチにならないので注意してください。)
左の糸は手前に引っ張って向こう側に隙間を作り、針を通します。
糸を手前にしっかりと引いて隙間を作ってから針を入れれば大丈夫なのですが、引きが甘かったり、いとの撚りが戻ってきていると、右側から針を通すときに革の中で反対側の針の糸を刺してしまうことがあります。
おや?っと思ったときは、左側からとおした針の糸を少しだけ動かしてテストしてみてください。
この時、差し込んだ右側の針が糸につられて動くようなら、左側の糸に右側の針が貫通してしまっているので、一度右側の針を抜いてからやり直してください。
うまく糸と針が交差していたら、右側の針を左側に引き抜きましょう。
糸を左右に引き抜いていき、均等にぎゅっと締めながら縫い目を整えたら、1目出来上がりです。
同じ手順で2~7を繰り返して縫い進めていきましょう。
いかがでしたか? 縫い目はきれいに揃いましたでしょうか。
縫い目をきれいに揃えるには、同じ手順を繰り返すことがポイントです!
ここでしっかりと縫い方をマスターして、すばらしい手縫いの作品たくさん作ってください♪