コバ・床面の 仕上げ方

ここでは、コバ(革の切り口、断面)と床面(革の裏面)の仕上げ方を紹介します。
ひと手間加えることで、革のケバだちをおさえると同時に保護にもなります。
また、ツヤを得ることが出来ますので、作品が見違えるように綺麗になりますよ。
レザークラフトをするうえで欠かせない処理ですのでここでしっかり覚えてすばらし い作品に仕上げましょう!!
今回はLサイズキーホルダーキット・サドルレザースタンダードの仕上げを例にとってご紹 介します。
それでは、下記の参考にして、準備ができたら早速始めてみましょう♪


作業に必要なもの


作業に必要なもの
  1. トコノール
    (使う革にあわせてお好みの色をお選び下さい。粉末を水で溶いて使うタイプのCMCでもOKです。)
  2. SPコート<無色>
    (使う革にあわせてお好みの色をお選び下さい。エッジコートイリスなどでもOKです)
  3. SPコート トップコート
  4. フォームブラッシュ
  5. LCスーパープロ・ヘリ落とし03(No.03)1.2mm
    (サイズ、種類はお好みのものをお選び下さい)
  6. エッジスリッカー
    木製丸型へり磨きヘラ付へり磨きでもOKです。お好みでお選び下さい。)
  7. 磨きガラス板
  8. タオル
    (使い古したハンカチや柔らかい布でもOKです。)

制作のヒント


  • トコノールやSPコートを使うとき、革の吟面(表面)に薬剤がつくとシミになってしまいますので、吟面につかないよう気を付けましょう。
    (吟面についてしまった場合はすぐに湿らせたきれいなタオルなどでふき取って下さい)
  • SPコートを塗った後、フォームブラッシュをすぐに水洗いしてください。SPコートがついたまま放置しておくとフォームブラッシュが固まってしまいますので注意しましょう。
  • ヘリおとしの刃は常によく切れる状態にしてください。切れが悪く感じ始めたら、ヘリおとし用研ぎ棒を使って刃を研いでください。
  • 磨きの作業で汚れがついてしまわないよう、作業をするときは手を綺麗に洗っておきましょう。

作り方



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1.コバ(革の切り口・断面)面を整える

ヘリおとしでコバの断面の角を落とします。
(革の角にへりおとしの先端の割れている部分をあてて押していきます。
ヘリおとしは号数が大きいほど削り取る巾が広くなります。)
厚い部分は号数の大きな物、薄い部分は号数の小さなものを使いましょう。
革の端を、ゴム板や下に敷いたビニプライなどの端にあわせて作業すると削りやすいですよ。
(革を複数枚あわせた部分のコバは、NTドレッサーなどで面を揃えてから、ヘリおとしで角を落とすと綺麗に仕上がります。)


↓1.コバ面整える前・整えた後↓

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2.床面(革の裏面)を洗う

トコノールを革の中央に多めに塗り、中央から端に向かって伸ばしてください。
床面全体に均一に行き渡るようにしてしましょう。
湿った状態のまま、タオルなどで床面を磨きます。
磨きガラス板で磨くとより綺麗に仕上がります。
革の吟面を下向きにして作業しますので、革を汚さないよう、作業面は綺麗にしておきましょう。
(参考画像では分かり安くするため、別の大きめの革を使用させていただきました。)


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2.(参考画像)


↓2.床面を洗う前・洗った後
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↓参考画像・床面を洗う前・洗った後
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3.コバ(革の切り口・断面)を磨く

トコノールを含ませたタオルや綿棒で、コバにトコノールを均一伸ばし、製丸型へり磨きやヘラ付へり磨きなどでコバを磨きます。
吟面にトコノールがはみ出してしまわないように注意しながら作業しましょう。
エッジスリッカーの工具の溝をコバにあてて、前後に動かして磨くとより綺麗に仕上がります。
革の端を、ゴム板や下に敷いたビニプライなどの端にあわせて磨く方法もあります。
エッジスリッカーの溝のない部分を使って磨いてもOKです。


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↓3.コバ面磨く前・磨いた後

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4.仕上げ剤を塗る

SPコートをフォームブラッシュでコバからはみ出さないように塗ります。
色によっては、希望の仕上がりになるまで、重ね塗りをしてください。
(重ね塗りをするときは、指につかない程度乾いてから再び塗ってください。)
最後にトップコートをぬってツヤ出しをするとより美しく仕上がります。


↓4.仕上げ剤を塗る前・塗った後

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5.完成

SPコートが乾燥するまでさわらないようにしてください。
時期や室温にもよりますが数分で手につかないくらいまで乾きます。
完全に乾燥したら完成です!!





スタッフからのコメント

いかがでしたか?綺麗にしあがりましたでしょうか。
今回は早く綺麗に仕上がる方法をご紹介してみましたが、
コバの仕上げにはいろいろな方法や様々な種類の溶剤がありますので、
皆さんいろいろと試されているようです。
組合せ次第で好みにあったオリジナルの仕上げ方法も見つかるかもしれませんね♪
コバ、床面を綺麗に仕上げて、グレードアップした作品づくりをお楽しみ下さい!!

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