バネホックの 取り付け方

さて今回は、バネホックの取り付け方をご紹介します。
必要な金具と工具の準備ができたら早速取り付けてみましょう。今回はバネホック小の取り付けを例に取ってご説明いたします。
(小以外のサイズのバネホックを取り付ける場合は、取り付けたいバネホックに応じた打ち具、穴あけ工具をお使いください。)


作業に必要なもの



使用する打ち具と穴あけに使用するハトメ抜き



バネホック

画像左側:オスパーツ
画像右側:メスパーツ

バネホック

バネホック(小)・ホック打ち(小)・ハトメ抜き7号・15号
バネホック(中)・ホック打ち(小)・ハトメ抜き7号・15号
バネホック(大)・ホック打ち(大)・ハトメ抜き8号・18号


ホック打ち

画像左Ⅰ:オスパーツ
画像右Ⅱ:メスパーツ


作り方



1.革に穴をあける

まずはホックを取り付けるための穴を革にあけます。
AとBの金具を取り付けたいところに、ハトメ抜き7号で穴をあけてください。
この時、下にゴム板などを敷くと作業しやすいですよ。
(バネホック<大>にはハトメ抜き8号で穴をあけてください)
同じ要領でCとDを取り付けたいところにハトメ抜き15号で穴をあけてください。
(バネホック<大>には、ハトメ抜き18号を使ってください)


2.オスパーツの金具をセットする

それでは、オスパーツの金具の取り付けをしてみましょう。
まず、Bパーツを革の下側から穴に差仕込みます。


3.金具を打ちつける

Bパーツの先端にAパーツをのせてから、ホック打ち(小)のⅠを使って 木槌などで打ちつけて固定します。
この時、万能打ち台の穴のあいていない面を上向きにして、 下に敷いて作業してください。
(バネホック<大>には、ホック打ち大を使ってください) キレイに取り付けるには、打ち棒が垂直になるように 気をつけながら、コンコンコンと少しずつ打ちつけてください。
一度に打ち付けてしまうのではなく、様子を見ながら少しずつ打っていって 金具がとまったらOKです。
もし、打ち込みが足りず金具が回転するようでしたら、もう少し打ち込んで金具をしっかりと固定してください。


4.打ち具に金具を取り付ける

さぁ!今度はメスパーツの金具を取り付けてみましょう。
まず最初にCのバネパーツをホック打ちの先端に取り付けます。


5.打ち台に金具をセットする

万能打ち台のくぼみに、Dの頭パーツをセットします。


6.金具を打ちつける

革を重ねたら、金具のついた打ち棒を慎重にあわせて、木槌で打ち付けていきます。
打ち付け方は先程と同じ要領で少しずつコンコンと!!


7.取り付けの確認をする

実際にホックをつけたり外したりして、数回テストしてみてください。 どちらのパーツもしっかり取り付けられているのを確認したらOKです!!
床面(革の裏面)やコバ(革の断面)を トコノール などで仕上げる場合は、 ホックを取り付ける前にやっておきましょう。




スタッフからのコメント

今回のバネホックはうまく付けられましたか?
製品作りなどでホックをたくさん取り付けされる方には、 ハンドプレス機と専用の各種コマ も取り扱っていますので是非ご利用くださいませ。
ハンドプレス機を使うと取り付けが早いだけでなく、きれいにとめることが出来ますよ。
バネホックは、名刺入れやペンケース、コインケースなど小物作りで大活躍しますので、いろいろなアイディアをだして、オリジナルの作品を作ってみてください!!

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